ULIDはUniversally Unique Lexicographically Sortable Identifier(普遍的に一意で辞書式にソート可能な識別子)の略です
ULIDとは何ですか?
ULID(Universally Unique Lexicographically Sortable Identifier)は、2016年にAlizain Feerastaによって提案された、ソート可能で一意の識別子です。タイムスタンプとランダムナンバージェネレータを組み合わせて、分散システムでデータエンティティやイベントを識別するのに適した32ビットの識別子を生成します。
ULIDを使用する理由は何ですか?
ULID には、UUID に比べていくつかの利点があります。
  • 並べ替え性: ULID はタイムスタンプに基づいて生成されるため、タイムスタンプによって並べ替えることができ、データベースのインデックス作成やクエリに非常に役立ちます。さらに、ULID はタイムスタンプ ベースのプレフィックスを使用するため、最初の 12 文字を使用してタイムスタンプを決定できるため、デバッグとデータ管理が容易になります。
  • 可読性: ULID は 32 文字で構成され、そのうち最初の 12 文字はタイムスタンプによって生成されます。タイムスタンプはこれら 12 文字によって決定されます。これはデバッグやデータ管理に役立ちます。
  • 低い衝突率: ULID は、タイムスタンプ ベースのプレフィックスと乱数ジェネレーターを使用して ULID を生成し、生成される ULID をグローバルに一意にするため、衝突率が非常に低くなります。
  • 短くて軽量: ULID の文字数は 32 文字のみですが、UUID の文字数は 36 文字です。つまり、ULID の方が短く、軽量で、分散システムでの使用に適しています。
  • セキュリティ: ULID は、CSPRNG に基づく乱数生成器を使用して乱数部分を生成するため、セキュリティが強化され、攻撃に対する脆弱性が低くなります。